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Sollective 認定プロとは?審査担当者が明かす、企業で活躍するフリーランスの条件
フリーランスが活躍する場面が増えるなか、「依頼するフリーランスのスキルや質をどう見極めるか」は企業にとって大きなテーマです。同時にフリーランスにとっても、「企業に価値を発揮できる存在なのか」が問われています。
そうした双方の不安解消につながるのが、Sollective(ソレクティブ) の完全審査制のシステムです。一般的なフリーランスプラットフォームとは異なり、Sollective は独自の審査プロセスを設定。面談を通過したハイスキルフリーランスのみを「Sollective 認定プロ」として企業に紹介しています。
今回は、認定プロの条件や審査で重視しているポイントを、面談を担当する3名にインタビュー。そこからは、企業に求められるフリーランスの特徴だけでなく、活躍し続ける人に共通する仕事への向き合い方も見えてきました。
🗣 南 知宏(人事コンサルタント、キャリアコーチ)
TM HR Advisory & Coaching 合同会社 CEO。大手鉄道会社、米国でのキャリアコーチ、日系化学メーカー、外資系医薬品メーカー、外資系コンサルティングファーム、外資系 IT 企業を経て現職。
🗣 星 伸貴(テクニカルアドバイザー、PM)
事業会社およびデジタルクリエイティブ企業でのテクニカルディレクター、ブランドデザイン企業でのプロジェクトマネージャーを経て、スタートアップで CTO を務める。2025年よりフリーランス。
🗣 北川 真央(PRコンサルタント、コミュニティマネージャー)
エネルギー系 BPO の新規提案営業に従事したのち、PR 代理店、デジタルコンサルタンティング企業の広報機能立ち上げを経験。2019年に独立。
「企業が安心して仕事を任せられるか」の視点で面談を実施
── Sollective への登録希望者のうち、審査を通過できるのは10%程度です。同じフリーランスとして面談を担当している立場から、厳格な審査プロセスをどのように捉えていますか?
南:Sollective が提供しているのは「企業の事業課題をプロフェッショナル人材の力で解決する」サービスです。面談を担当していて感じるのは、スキルは書類でもある程度見えてきても、クライアントとよい関係を築きながら仕事を進められる人かどうかは、やはり直接話さないとわかりません。ハイスキルな人材を企業に紹介する以上、審査制は必然だと思っています。
星:まさにそうですね。僕は企業側の立場でフリーランスと協業した経験もありますが、「スキルはある、でも会社のやり方やカルチャーと合わない」ケースが多々ありました。そうなると、フリーランス側も力を発揮できず機会損失になります。
Sollective が同じ領域の認定プロを面談担当にしているのは、経歴だけでなく人柄まで確認することで、リファラルに近い信用を企業に提供できるためだと捉えています。
北川:私が以前働いていた人材業界では、従来スキルが合えばマッチング成立という進め方が主流でした。ただ実際にはそれだけでは機能しないケースも多く、企業もそのコストの大きさに気づき始めているのではないでしょうか。
私たちのように実務経験のあるフリーランスが審査に関わるからこそ、候補者の強みを現場目線で評価でき、率直なフィードバックも伝えやすい。そこがほかのプラットフォームとの違いでもあると思います。
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──審査を通過したフリーランスを「Sollective 認定プロ」と呼んでいますが、皆さんがイメージする人物像を教えてください。
北川:広い視野を持ち、クライアントの状況に合わせてフレキシブルな提案ができる人ですね。Sollective 認定プロには多様なバックグラウンドやキャリアを持つフリーランスが多く、その経歴のユニークさが、視野の広さや柔軟さにつながっている気がします。
星:クライアントと向き合ううえで、コミュニケーション能力は欠かせない要素です。僕はエンジニアを主に担当していますが、そこを苦手とする人は少なくありません。とはいえ、フリーランスの立場でプロジェクトに入る以上、技術力だけでなく、関係者と調整や交渉をしながら仕事を進められる人でないと厳しい。たとえばイレギュラーな対応を求められた際に、単に「できません」で終わらせるのではなく、代替案を提示できるかどうかは大事なポイントです。
南:コミュニケーションも含めて、対応の幅が問われますよね。いわゆる「ど真ん中」にフィットする仕事ばかりではないと思うので、自分の専門領域から少し外れた相談がきたときに「やってみよう」と踏み出せる人は、プロだなと感じます。
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経験を「どう語るか」から見えてくる、専門性の深さ&対応力
──実際の面談ではどのような点を見ているのでしょうか。
南:まずは専門性を3段階で確認します。担当者として自走できるレベルか、進行管理まで担えるか、さらに専門性を軸にどこまで幅を広げられるかどうかです。
プラスアルファとして、ほかにどんなスキルを持っているかも探ります。専門性に別の強みを掛け合わせられる人は、クライアントに提供できる価値が広がるからです。
星:僕が重視しているのは、自分の専門分野について話す内容と、その伝え方ですね。エンジニアは領域が細かく分かれており、僕自身も網羅できるわけではありません。だからこそ、話しぶりから専門性の深さを見ています。楽しそうに話してくれたり、難しい内容でもわかりやすく説明したりできる人は、その分野を深く理解し、追求していることが伝わってくる。実務で強みを発揮できるかを判断しやすいと感じます。
また、得意分野だけでなく、あえて不得意なことも聞きますね。強みだけでなく弱みをどこまで理解できているか。フリーランスは対応範囲を自分で判断する場面が多いので、自己認識が不十分だと、安定的に成果を出すのは難しいと思うからです。
特に PM の場合はトラブル時の対応も詳しく聞きます。どのように優先順位を付けてどこから着手したのか。そのプロセスの説明から、実務での進め方と対応力が見えてきます。
北川:同じく、私も「何を語るか」よりも「どう語るか」に注目しますね。自分のスキルの説明だけで終わるのか、それともクライアントのニーズや社会との接点まで踏まえて話せるのか。PR は社会と企業の接点を見つけるのが本質なので、社会の動きをどう捉え、そこに自分をどう接続させているかまで語れる人は、クライアントに対する提案の解像度が違います。
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高スキルでも、視野の狭さやマナーの欠如はマイナスに
──面談を重ねてきて、印象に残っている人はいますか?
北川:業界の動きと自身の経験を結びつけて話せる人ですね。どのような経験を積み、どんな判断をしてきたかに加え「自分がやりたいこと」と「顧客や業界が抱えている課題」を切り分けて話せていたんです。PR の面談でここまで語れる人はなかなかいないので、印象に残っています。
星:印象的だったのは、AI などの新技術について単なる使い方だけでなく「この先どう活用していくか」の展望までしっかり語れた人ですね。目の前のタスクにとどまらず、技術がどんな価値につながるのかまで考えられている気がします。
南:チャレンジ精神やパッションがある人も、いい印象として残りますよね。以前、かなりニッチな人事領域が専門の20代の人を面談したんです。領域の狭さや経験年数から、紹介できる案件が限られるのかも、と感じたのですが「領域を広げていきたい」という意欲がとても高くて。事業の立ち上げ実績もあったので、可能性を感じて認定したところ、今では継続案件で活躍されています。
北川:一方で、評価が難しいと感じるケースもありますよね。経歴は充実しているのに、過去の愚痴や不満ばかりが出てしまうのは…。Sollective をチャレンジの場として選んでくださったのなら、その経験から何を学び、次にどう生かしていくかまで語っていただけるとうれしいなと。
星:あとは、アピールが弱い人ももったいないですね。何をしてどんな成果につなげたのかが曖昧だと、強みや仕事の進め方が見えにくく、評価に悩みます。
南:どれだけ優れた専門性があっても、難しいと判断するときも。意外に思われるかもしれませんが、スキルだけで判断しているわけではないんです。
たとえば、面談に遅刻した際の対応に誠実さが見られなかったり、「この条件でしかやりません」と強く言い切られたり。Sollective のクライアントはスタートアップから伝統的な日本企業まで幅広く、どのような環境でも一緒に働く相手を尊重し、信頼を築けることが求められます。プロフェッショナルとして関わる以上、基本的なマナーや礼儀は不可欠です。
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活躍するのは、危機感をバネに学びとチャレンジを続ける人
──審査を通過した人に何か共通するものを感じますか?
星:自分の経験に自信がありつつも、どこか「このままでいいのか」という危機感を持っている人が多い気がします。その不安をバネに学び続けている人は、新しい技術や環境にも柔軟に対応できると感じます。
北川:同意です。1つの案件や企業に依存せず、先を見据えていろんなことにチャレンジしながら、領域を広げてきた人が目立ちますね。
南:突き詰めると、やはり人柄ですね。単に印象の良さではなく、いちプロフェッショナルとしてどう振る舞えるかに表れるものだと思います。自律的に仕事を進め、必要に応じて言うべきことを言える人でないと、クライアントとの関係も機能しません。高い専門性はもちろんですが、その土台があってこそ、企業に求められ続けるのではないでしょうか。
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──Sollective をどう活用してほしいですか?
南:チャレンジして失うものは何もないので、まずは一歩踏み出してほしいです。審査の難易度は確かに高いかもしれませんが、その過程自体が自分のキャリアを見直す機会にもなると思います。審査に通過すれば新たな案件の機会が広がるだけでなく、「Sollective ギルド」というコミュニティにも参加できる。自分を高める場として活用してもらえるとうれしいです。
星:Sollective ギルドには積極的に参加してほしいですね。フリーランスは孤独になりがちですが、交流や発信の場が用意されているので、多様な人たちとつながることができます。そこから思いがけないアイデアや仕事が生まれることも多いんです。
北川:Sollective は一方的にマッチングするだけの場所ではないと感じています。「一緒に面白いことをやりましょう!」というスタンスで来ていただけると、フリーランスにとっても企業にとっても価値のある関係が生まれると思います。
ハイスキル専門人材の証 Sollective 認定プロ
Sollective 認定プロとは、深い専門性を持ち、責任感が強く、全体像を把握して企業と連携できる独立人材です。認定されるのは、実績、スキル、心構えにおいて審査を通過した人のみです。審査通過後は、案件への応募やギルド型コミュニティへの参加などさまざまな特典を利用できます。
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Writer / Shinobu Takayama
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Editor / Yuna Park
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